温泉宿とtwitter②

2010 年 5 月 30 日

私の個人アカウントだが、4月下旬に本格的にフォロワーを集めだして現在(1ヵ月後)3000人ほどに到達した。このペースなら8月中旬にも10000人突破も夢ではない。
やはり、単純に人が増えると楽しくなってくる。
フォロワーの方も様々だ。
単純に私の温泉、及び旅館うんちくに反応してくれる方、宿選び指南を請う方、そして、ただ相互フォローを求める方・・・など多岐に渡る。
twitterでつぶやいている人の職業も色々だ。
経営コンサルタント、投資コンサルタント、人材育成コンサルタント、意識改革コンサルタント・・・などコンサルだらけなのも面白い。
こんな仕事があったのかと、改めて勉強になったりして。

そして、ツイッターのセミナー開催の告知も多いのにも気付く。
ルールの改正でTLでの広告掲出が難しくなったが、それでもどこまでが広告なのかわかりにくく、線引きが難しい。
私の会社のある東京・渋谷の貸し会議室は、連日ツイッターセミナーが行われているようだ。iPadが発売されてアクセサリーと呼ばれる周辺機器がよく売れているように、ツイッターの周辺ビジネスも花盛りの様子。

私の仕事に関連すれば、温泉宿でのツイッターの使い方もこれから重要になってくる。宿のブログでは日常や宿泊プランなどの案内をしていたところ、(やはりオフィシャルなので)若干堅い表現になっている場合が多い。
その点、ツイッターでは女将、社長など実名を出してつぶやく。
ブログより、はるかにカジュアルな表現が多いのだ。これは宿に親近感を与えるという点では、ツイッターに軍配が上がる。
私が現在把握している宿ツイッターの形態は3タイプ。
ひとつ目はブログの延長で宿の様子をつぶやくもの。これは経営者ではなくスタッフが運営している場合が多い。
二つ目は、宿泊客を中心にコミュニケーションをとっているタイプ。リピーター客を増やすには有効なやり方かもしれない。
最後の三つ目は、前記のふたつをやりながら、外にフォロワーを集め、さらにはツイッター割引までやっている場合も。この形態は、女将さんら経営者ご自身がやられている事が多い。

その例をあげると、湯河原温泉の高級旅館「ふきや」の若女将のツイッターは盛り上がっている。彼女のフォロワーは2200人(2010年5月30日現在)。これからも増えそうだ。
そして、話を聞くとツイッターでやり取りするようになった方が最近、実際に宿泊に来られるようになったという。湯河原の「高級旅館」といえば、メインの顧客はやはり60歳代以上のご年配のお客が多かった。ところがツイッターを始めてから40代前後の働き盛りのビジネスマンの集客が増えたというのだ。若女将の天性の明るさがツイッターによって表現され、それが高級といった「高い敷居」を低くしてくれたおかげで、新しい客層を開拓できたいい例だろう。
※ふきや若女将twitter  http://twitter.com/fukiyawakaokami

ちなみに、宿名で公式アカウントを作り、もうひとつ経営者独自でアカウントを取るのもいいだろう。
実際、私の場合、個人のツイッターと「貸切温泉どっとこむ」ツイッターと2つ持っている。個人のツイッターはもちろん私が更新しているが、「貸切温泉」ツイッターは、私もたまに絡むこともあるが、基本的にスタッフが更新している。
私の個人ツイッターでは、「貸切温泉どっとこむ」ではレアすぎて(?)語れない事もつぶやいているのです。ヤバイ情報はすぐ削除できるようにしています(笑)。
このように硬軟使い分けるのも、twitterビジネス戦略に必要だと思うのです。

しかし、最近このブログがどういった方(旅館関係者か一般の方か)に読んでいただくように書いているか、分からなくなってきた(苦笑)。

■大竹仁一twitter  http://twitter.com/jin_ohtake
■「貸切温泉どっとこむ」twitter  http://twitter.com/kashikiri_onsen

温泉宿とtwitter

2010 年 4 月 30 日

私は、この4月にtwitterのアカウントを取得した。九州取材ツアーに出る直前だから4月9日になるだろうか。
しばらく2週間以上の間、取材ツアーの合間に少々「つぶやいていた」が、それはそれで面白いものと感じてた。
そして今週(4月26日)から、色々な検索サイトからフォローを増やすことをしてみた。要するにフォロワーを増やすためだ。結果、実質3日間で250人もの人たちにフォローしていただいた。
そして、何か今まで感じた事のない「楽しさ」を感じるようになった。
今まで何の縁もなかった人たちからのリフォローや、すでに始めていた旅館さんからのフォローなどが、なんとも楽しいのだ。
・・・これが今、私のtwitterに対する率直な感想。

全国の温泉旅館に、ITに関しての質問をされる身の私にとって、twitterは少し遅すぎた遭遇かもしれないが、この3日間でこの新しい情報伝達ツールの奥深さを感じることができた。
そして、この新しい「ITインフラ」を使うアイディアが私の頭の中に次々と浮かんできた・・・。

ふと、周辺を見渡してみると、今までの仕事を置いといて、「twitterセミナー」「twitter研究会」なるものを開催する、にわかコンサルタント(個人も会社も)が異常に増えてきた。メルマガを発行したりして、セミナー参加者を募り、そこで企業にtwitterを導入するためのコンサル契約を結ぶ手法なのだろう。

え?こんな単純で分かりやすいものを、お金を取って教える?正直、コンサルタント業のいやらしさを感じてはいるが、お金になればなんでもいいというわけか・・・。(最近の私の仕事もコンサル的な要素が多分に含んでいるので、あまり人のことは言えないが・・・。)

そのtwitterコンサルタントが、その力を誇示する元になっているのは、自分自身のtwitterアカウントのフォロワーの数。1万人、2万人ものフォロワーを集めた「実績」をバックに、フォロワーの集め方、このツールの将来性、可能性、そしてビジネスに応用する手法を伝授するというのが、主なセミナーの中身だろう。

私は、温泉旅館に関しては、常々、このブログにも何度か書いていたが、「じゃらん」や「楽天」などのエージェント(旅行代理店)への依存体質を改善しないと、いつまでたっても将来の希望が持てないと言ってきた。彼らはネットで宿名のキーワード広告を出して、直接予約のお客を横取りしているからだ。商道徳的にもおかしいということを、実はあまり旅館は気づいていないことも問題だが・・・。

しかし、このtwitterの登場によって、温泉旅館が「直販」できるような仕掛けが可能となった。今までyahooやGoogleなどの検索エンジンに頼り、SEO対策や、リスティング広告しか、公式HPへのアクセスを増やす方法が無かったのに、twitterがその役割の一部を担えそうだからだ。

実はこのことはすでにエージェント側も気づいているかもしれない。しかし、今のところ、彼らには打つ手は無いはず(将来のことは分からないが)。
私はtwitterコンサルタントやセミナー講師になる予定はないが、全国動き回っている場で(宿泊取材)、ご希望があれば旅館さんにマンツーマンでレクチャーしようと思っている。

twitterは、単なる情報伝達ツールではなく、これを上手く運用できた会社や個人が、ビジネスで結果を残せるということは確かだ。

twitterを3日やって限界を感じればリタイアすればいいし、3日やって可能性を感じたならどんどん前へ進めばいい。

これから増えてくるだろうな~、こんな人たち。ツイッター歌手、ツイッター弁護士、ツイッター小説家・・・。

■大竹仁一のtwitterアカウント http://twitter.com/jin_ohtake
■「貸切温泉どっとこむ」公式twitterアカウント http://twitter.com/kashikiri_onsen

温泉宿・日帰りステイのススメ

2010 年 3 月 31 日

最近、世の中は「時短ブーム」らしい。
料理も、道具や工夫によって時間を節約でき、洗濯洗剤もすすぎが一回で済むものも発売されている。
ただ、旅行ぐらいは、「時短」は避けたいところだが、時間にも余裕がない、または、経済的にも余裕がない時に、オススメなのが日帰り温泉だ。
でも、単に温泉に入って、大広間で少し休憩して、帰る・・・といった、味気ない日帰り温泉は、個人的には好きではない。
できれば、日帰り専門の温泉施設ではなくて、宿泊できる温泉宿に日帰りで利用したい。

やはり、温泉宿の楽しみは色々あるが、一番長く過ごすのは「客室」。
入浴後は、ゆっくりお部屋で過ごすのが、疲れも取れるし、精神的にも落ち着く。

そして、大事なパートナーと行くなら、露天風呂付き客室がいい。
無くても、貸切露天風呂があればいい。

そして、宿泊客と同等の懐石料理もいただきたいものだ。
できれば、地元の食材を使ったものがいい。

つまり、「温泉」+「客室」+「料理」・・・の、温泉旅行の三要素を、日帰りで楽しめるというわけだ。
これは、まさに温泉旅行の「時短」企画みたいなもの。

こういった「日帰り温泉宿ステイ」ができるところが最近増えてきている。
長野県・蓼科高原の人気宿「たてしな藍」では、滞在時間も昼食付きの11:30から17:30までの6時間、昼食と夕食の2食が付いた11:30から20:30の9時間の2つから選べる。

たてしな藍 「如月」の客室露天風呂

たてしな藍 「如月」の客室露天風呂

もともと、料理が評判のこの宿では、貸切露天風呂と昼食をセットにした日帰りプランを実施していたが、グレードアップして客室も利用できるようにした。
今年になってからこの「日帰りステイ」を実施したところ、オフシーズンにも関わらず、連日盛況らしい。
これらは、平日のみの実施らしいが、たまの休みに1日数時間、温泉宿で骨休みというのもオツなもの。

私も、実際利用してみたが、最初は日帰りで温泉というのも、夜になれば帰りたくなくなってしまうかと思いきや、明日の仕事のための「時間の節約」、そして「日頃のハードワークのリセット」という意味では、非常に満足できるものだった。
やはり、客室が利用できるという事は大きい。
新しい旅館の過ごし方を発見したような気がした。

たてしな藍/長野県・蓼科温泉