11月18、19、21日の3日間、東京ドームに出向いた。
もうすでに日本シリーズが終わり、プロ野球の全日程もすべて消化した。
巨人ファンの私が通い慣れたドームに、「神」に会いに行ったのだ。
そう、11年ぶりの来日公演になるポール・マッカートニーのアウトゼアジャパンツアーを見るために。
3日間とも、ドーム外のオフィシャルグッズ売り場が大賑わい。
常に長蛇の列だった。
11年前より凄い。多分。
若い子から、どうみても60過ぎの初老の男女も多い。
年齢層が幅広い。
ウォッチングしていると、一人当たりグッズだけで平均1万5000円は使っているかも。
まるでお布施の如く。
19時過ぎにコンサートは始まった。
いきなり、魂が揺さぶられる。
まずはビートルズナンバーから。
そして続けざまに、ニューアルバムの曲。
再び、ビートルズ、そしてウィングスの曲・・・。
ジョンレノンを書いたHere Todayでウルウル。
ジョージの曲Somethingの時には、カミさんの隣りで号泣してた。
私だけではない。
近くのオヤジも泣いていた。
オバサンも叫んでいた。
みんな、青春を、人生を、ビートルズとともに歩んできた人たち。
そのレジェンドを一人で受け持っているのが、ポール・マッカートニー。
彼が生きていて良かった。
20代の若い観客が言っていた。
「ナマ」で観れた。「ホンモノ」に会えた。
現代で一番成功した大作曲家、歴史にも必ず名を残すだろうアーティストの生演奏が聴けただけで、この日のドームの観客は酔っていた。
そして、ポールの元気さにもびっくりだ。
今年71歳。
ステージに立っている間、アンコールまでの31曲まで、水を飲んでいる姿を見なかった。
これも、マスコミでも話題になった。
よほど、節制をしているのだろう。
お金も名誉も手に入れたにも関わらず、そのプロ根性、サービス精神に脱帽だ。
自分が観た11年前のステージより、パワーアップした印象だ。
実は、私が彼を一番尊敬するのがそこなのだ。
大体の成功したミュージシャンは、印税生活に入り、悠々自適な生活を送る。
しかし、ポールは、世界中の人達がビートルズ、そして自分を待っている。
それに応えなければならない。
そんな使命感も持っているのだろう。
根っから、ライブが好きなんだというのも伝わってくる。
ガラッと話は変わるが、過去4回の来日公演のチケット料金(S席)の変動の記録。
1990年3月・・・ 7,000円
1993年11月・・・ 8,000円
2002年11月・・・ 14,000円
そして今回の2013年11月・・・ 16,500円
日本はずっとデフレだったのに、チケット代は、約20年で2倍以上の料金に跳ね上がっている。
さすが、ポール。
東京ドーム公演のセットリストは↓
1. Eight Days A Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Listen To What The Man Said
5. Let Me Roll It
6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. Nineteen Hundred And Eighty Five
9. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There
23. Eleanor Rigby
24. Being for the Benefit Of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band On The Run
28. Back In The U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude
Encore One
32. Day Tripper
33. Hi Hi Hi
34. Get Back
Encore Two
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End