ひと昔前には、考えられなかった話である。
動画は、素人が撮った自分本位のものと思われていた。
SNSなんて、今みたいに自分発信の自己メディアになるとは思わなかった。
ところが、それぞれが成長し、レベルアップし、今やマーケティングに欠かせないものとなった。
動画は、文字表現の数万倍の速さで情報を伝達する。
SNSは、その動画を投稿なり、シェアすることにより、拡散することができる。
この2つを使いこなせれば、最強のマーケティングと言えるだろう。
ところが、私の働くフィールドである、宿泊施設、温泉施設などの業界では、この手法に力を入れているところは、ほとんどない。
悲しいかな、日本人特有の前例主義、横並び大好き、協調路線がこうさせているのか・・・。
土台であり、ベースキャンプである自社Webサイトに、この方法、つまりYouTube動画と、SNSを組み合わせれば、よりたくさんの人たちに知らされ、理解されていくだろう。
温泉だって、客室だって動画の方がよく分かる。
料理なんて、湯気も出ているし、肉が焼ける音もする。
周辺観光だって、ドローンを飛ばせて見せれば、こんないいところがあったのかと認識させてくれる。
いま、情報をできるだけ時短で、深く伝えていくかによって売り上げが違ってくる時代。
そういった意味では、私がやっている事は、絶対に間違っていない。
実績も、少なからず積み上げてきた。
そういえば、最近営業的なことは忙しくてできていなかったが、時間を見つけて、ここ数日で4軒ほど温泉旅館を営業訪問した。
戦績は、その場で成約していただいたのが1軒。後に成約いただいたのが1軒。残り2軒は、もう一度担当者を出席させるから、再プレゼンしてくれと頼まれた。
時代はやっと動いてきたかな・・・。
動画を作れる業者はたくさんある。
温泉を語れる評論家やライターもたくさんいる。
でも、それをマーケティングとして、SNSと組み合わせて応用して、売上げに貢献できる会社はほとんどない。
やはり、オンリーワンの会社は生き残る可能性は高いのだ。