いま、この文章を書いているのは、暦でいう大みそかにあたる。
そう、一年の最後を締めくくる日である。
思えば、今年も一年中、移動ばかりの日々であった。
クルマに、PCはもちろん仕事道具の他に、一眼レフから、ドローンまで、様々な撮影機材を満載にして、移動した。
北海道や九州には、フェリーを利用した。
機材の事を考えると、飛行機という選択肢はない。
毎日が、こうも忙しいと、改めて振り返り、熟考を重ねる時間がない時もある。
しかし、どんなに忙しくても、大みそかはみんなにやってくる。
そう、1年を振り返る時を与えてくれるのだ。
私は仕事柄、宿泊施設をクライアントとして持っているから、あの宿には、こんな事を提案してみれば、面白い結果が期待できる・・・この宿には、こんな事を仕掛ければ、集客力がいっそう増すだろう・・・とか、時間と余裕があれば、いくらでもアイディアが湧いてくる。
これも、1年という節目があればこそ。
思えば、プロのスポーツ選手も、シーズンオフがあって、本番のシーズンがある。
シーズンオフがあればこそ、カラダやココロのメンテナンスを施すことができるのである。
その時間がなければ、思い通りの成績など望む事はできない。
いかにシーズンオフを過ごせるかによって、成績が決まってくるといっても過言ではない。
それだけ、振り返る時間、休みという時間は大事ということ。
休む時間は、一度立ち止まる間を作って、冷静に周りを見渡し、自己の様々なメンテナンスを施す時間でもある。
そういえば、我が移動のための愛車のひとつが、のべ走行距離で23万キロを超えた。
この休みの時間を使って、オーバーホールをしようと思っている。
1年間ありがとうございました・・・と感謝の気持ちをこめて。