2020年2月29日。
これを書いている時、ニッポンのみならず、世界中が新型コロナウィルスに恐怖を感じている。
政府も小中高の一斉休校を促し、移動する事自体を縮小するために、会社もテレワークを推進し、それにより外食産業、そして観光産業も大きな痛手を被っている。
都会の繁華街も閑古鳥。そしてコンサートライブの中止・延期や、大型テーマパークの臨時休園など、国中が静まり返る始末。
しかし、未知のウィルスである故、これは致し方ない事。
でも、私の専門としている観光産業、特に温泉旅館ホテルに関しては、あえて集客方法の見直しを図る時期と見ている。
ここ数年のインバウンド需要によって、大きな利益を得ていたエリアは、特に今回の環境の激変は、大きなヒントを与えてくれたとポジティブに考えていただきたい。
なにも感染拡大を危惧している時期に、恐れず旅行に出てください!とはなかなか言えない。
でも、この状況は必ず落ち着くわけだから、その前に準備をしていこうという話。
ウィルス感染というものは、いつここで終わったとは、確定できないもの。
だからこそ、回復基調になったとしても、急に右肩上がりになるとは考えにくい。
そこで、できるだけ人に接触せず、旅行に行くという考えを提案してもいい。
例えば、温泉宿にはマイカーで出かけ、部屋は露天風呂付きを選ぶ。
無ければ、貸切風呂のある宿を探す。
さらに部屋食ができる宿があればいい。
いわば、「引きこもり型・温泉旅行」。
これだけでも、他人との接触を充分に減らせるはずだ。
これは一つの例だが、こういった目線を変えた旅の仕方を、ぜひ宿の公式Webで提案してほしいのだ。
露天風呂の眺めが最高。料理が美味しい。・・・を訴えるだけのWebサイトではなく、こういった楽しみ方をできるはずですよ・・・という提案型のサイト。
こんな時期だからこそ、考えていただきたい。