2020年7月31日。
新型コロナの猛威が止まらない。
東京の感染者も、1日400人の大台を超え、過去最高の数字が出てしまった。
7月下旬に、マスコミやネット上で賛否両論のGoToトラベルキャンペーンも始まり、旅行業界は期待しているが、不幸にも感染者が増加している。
政府は様々な方面から経済を支えるため支援をしているように思えるが、それがいつまで続けられるかも不透明。
コロナが収束する頃に、今まで通りすべてが戻っているならいいが、ここまでくるとそれは難しい局面になっているとも思える。
経済活動を行っている全業種は、サバイバルの時代になったと言えるだろう。
つまり、他人のサポートをする余裕はなく、自分たちだけでも生き残りをかけて、がむしゃらにできる限りのことをやって行かなければならない。
シビアだが、どうやらそんな時代となってしまった。
感染者が多い東京が対象から除外されたGoToトラベルキャンペーンだが、宿泊施設はキャンペーン申請登録をして、公式Web等で案内するだけでは不充分。
他と同じ、横並びの事だけやっても、どれだけ効果があるかという事だ。
つまり、目立つ事をしなければ、注目されなければ、お客はやってこないという事。
日本人はよく礼節を重んじ、人より目立つことをあまり良しとせず、協調性が好まれるイメージが持たれる。
それはそれで、私も同調するが、このコロナの(収束の時期が見えない)時代では、生き残れない。
Survival Strategy by Standing out
目立つ事をやって、生き残るという戦略が無ければ、先はない。
インバウンド需要が消滅したら、日本人客というパイの取り合いとなる。
GoToトラベルキャンペーンに参加する宿泊施設なら、お客が自分の宿に目を向けてくれるような仕掛けが必要。
割引だけで集客するなら一過性で終わるし、このキャンペーンをきっかけにして新しい顧客層を増やさなければ意味がない。
Standing out・・・目立つことをやって、生き残りを図る。
連絡が来る宿泊施設の方には、そう言っている。
(コロナという)前例のないことが起きている環境では、前例のない事をしなければ、サバイバルできない。
もはや、守りだけでは、生き残れないからだ。