私の住んでいる東京では、2021年9月30日をもって、コロナの緊急事態宣言が解除になるらしい。
もう何度、“宣言”が発令されたか、記憶もうっすらとしている。
自分の経営している会社も、この7月、渋谷から八王子へ移転した。
ビルの老朽化による取り壊しが重なり、テレワーク推進の世の中の流れで、こうなった。
元々、弊社はネット関連でも、制作物が主業務なので、自宅で集中して業務を行うほうが効率がいいと考えたわけだ。
都内から離れると、やはり人口密度が違う。
自然とソーシャル・ディスタンスがとれてしまう。
旅行はどうか。
移動手段で公共交通機関を使えば、ある程度、密になるのは仕方ないかもしれないが、クルマで移動となれば、感染リスクも減るかもしれない。
旅館・ホテルはどうか。
コロナ前は、インバウンド需要を見越して、貸切露天風呂や、露天風呂付き客室を増設する宿が増えてきたが、肝心の外国人旅行客がいなくても、国内旅行者がどんどん利用している。
様々な助成金を使って、一般客室を露天風呂付き客室に改装するところも増えてきた。
実際に、一般客室より稼働率が高いのだ。
つまり、旅行も、宿も、ある程度、距離をとっての過ごし方となるのか。
2000年に誕生した「貸切温泉どっとこむ」は、大浴場で温泉に浸かることから、貸切風呂や客室露天風呂で温泉を利用するトレンドがこれから来ると感じて私が始めた。
これからは、感染対策の一環で「貸切温泉」を愉しむという事なのか。
このサイトを作った当時は全く想像していなかった。
しばらくはこのような状況は続くだろうが、仕方ない。
やはり人間にとって、「旅」は必要なのだから。