今日で2021年が終わる。大晦日だ。
毎年感じているが、今年はその中でもあっという間の1年だった。
そして、リアルに人と会う事が、我が人生の中で一番少なかった年でもあった。
そのせいかもしれないが、この1年は早かった。
オンラインでのミーティングが当たり前になり、一気にワークスタイルも変わった。
生活様式も変わった。
そして、旅の考え方、方法も変わった。
旅館ホテルも、接客の方法が、非接触のスタイルが主流となった。
その他にも色々と変化が起きた年だった。
個人的には贔屓にしていた、海外ブランドの靴、アパレルブランドの日本撤退が悲しかった。
大きな要因は、もちろんコロナだろうが、それに加えて、海外の法人が、コロナ収束後でもここしばらく売上げが期待できないと判断したものと推測される。
宿泊予約サイトも、この状況下では、実旅行者が減った分、売上げも下がっているようだ。
だが、顧客をしっかり確保している宿泊施設は、コロナ前に近い売上げをキープしている。
少なからず共通しているのは、貸切風呂や露天風呂付き客室があるところだ。
できるだけ他の旅行者と接触したくないというニーズが、そうさせたのだ。
よく、旅をしたくなる3要素に、お金、時間、そしてモチベーションがある。
その中でも、モチベーション、行きたい気持ちにさせるツールが、これからなお一層大事になってくるような気がする。
強いモチベーションがあれば、お金、時間は無理にでも作るのが人間だから。
絶景、貸切温泉、露天風呂付き客室、美味しい料理、周辺観光・・・など、モチベーションに訴えるもの、人のココロにささるものが、これからの旅行業界の肝となる。
SNS、動画、WEBはもちろん、あらゆる方法でアピールする。
大変だが、差別化には必要不可欠なのだろう。
そして、2022年はどんな年になるのだろう。